頭では分かっているのに変われない・動けないのはなぜ？思考と感情のズレが人生を止める仕組みと対処法

「頭ではわかっているのに動けない…」
「変わりたいのに変われない…」
そんな自分を責めていませんか？

そんな自分に、ふっとため息が出ることはありませんか？

この状態は“あなたが弱いから”でも“意志が足りないから”でもありません。

ただひとつ、思考と感情がうまく噛み合っていないだけなのです。

1｜「分かっているのに変われない・動けない」は“思考の暴走”のサイン

多くの方が口にします。

• やったほうがいいのに動けない

• 身体が拒否する

• 同じパターンを繰り返す

• やめたいのに気づけば自己否定している

心理学では、これを 思考優位 と呼びます。

思考優位になると…

• 感情が置き去りになる
• 身体のサインに気づけない
• やる気が出ない自分を責める

あなたは怠けているのでも、間違っているのでもありません。


思考が前に出すぎているだけです。

2｜思考は「未来の安全を守るナビゲーター」

思考はとても優秀です。

• 危険を避ける
• 失敗しない道を探す
• 正解を探す

つまり思考は、あなたを守る味方。
でも弱点があります。

• 本音より「正しさ」が優先される

• 今ここを感じられない

• 感情を押し込んでしまう

だから「心はイヤ」なのに「頭はやるべき」というズレが生まれるのです（自己不一致状態）。

3｜感情は「今の自分を守るセンサー」

一方、感情はあなたの本音を教えてくれる存在。

• なにが大切か
• どこがつらいか
• どんな人生を望むのか

全部、感情が教えてくれます。

そして感情はあなたの味方です。

• 怒りは「大切なもの」を教え

• 悲しみは「愛」を教え

• 罪悪感は「思いやり」を教え

• 自己否定は「希望」を教えてくれる

自分を苦しめているように見える感情ほど
深い優しさであなたを守っているのです。

ですが…
「感じるのがつらい」
「何も感じない」
そんな方も多いです。

無理に感じる必要はありません。
それぞれにタイミングがあるのです。

4｜思考と感情がズレる理由

人は過去の経験から、

• 感情を抑えた方が安全

• 空気を読んだほうがうまくいく

と学びます。

その結果、思考が前に出て感情を守る →
本当やりたい（感情）のに、
心が「ちょっと待って（思考）」と言っている状態が続きます。

これが、思考と感情がズレている状態。思考が感情にフタをしているのです。

「分かっているのに変われない・動けない」

それは、弱さではなく生き抜く力なのです。

5｜ミニ自己診断：思考と感情のズレチェック

当てはまるものに✔してください。

思考が強すぎる

□「すべき」が先に出る

□ 休むと罪悪感がある

□ 理由ばかり説明する

□ 頭がいつも忙しい

感情を置き去りにしている

□ 泣きたいのに泣けない

□ 怒りを我慢してしまう

□ 嬉しいのに心が動かない

□ 感情より言葉を探す

自己否定が強い

□ できない所ばかり見る

□ 褒められると落ち着かない

□ 失敗＝価値がない

□「私なんて」が浮かぶ

診断結果

✔ チェックが3つ以上 → 今あなたが一番守っている部分

✔ どれが優位でも「がんばってきた証拠」

責める必要は一切ありません。

その反応で、ずっと自分を守ってきたのです。

我慢したり自己否定しているのに、実は自分を守っているって不思議ですよね。

自分を守るためのクセのようなものです。
なので、原因と方法がわかると変わっていけますよ。

6｜思考と感情が整うと…

• 疲れにくくなる

• 人に振り回されなくなる

• 選択がラクになる

• 自分に優しくできる

そして何より、ありのままの自分を受け入れられる。

自分が自分の味方でいられる。

これが人生の大きな転換点になります。

7｜今日の小さな一歩

たったひとつで大丈夫。

「いま、胸はどう感じてる？」
と聞いてみてください。

返事がなくても、

その問いかけが新しい回路を育てます。

おわりに

あなたはずっと、
思考と感情の両方で頑張ってきました。

「できない自分」なんて一人もいません。

ただ、心が静かに守っていただけなんです。

ゆっくりでいい。

必要なとき、いつでも伴走します。

今の状態を整理して

あなたの心の声にそっと寄り添う時間です。

• 思考と感情のズレを整えたい

• 自己否定で疲れてしまう

• 本音がわからなくなっている

そんな方におすすめです。
まずは安心して話せるところから。

自分の本音に出会う90分
「お試しセッション」ご案内はこちら