私たちの心には、「顕在意識(全体の5%)」と「潜在意識(全体の95%」というふたつの世界があります。
🟢 顕在意識 は、普段の私たちが考えたり感じたりしている「表の意識」。
たとえば、仕事のことを考えたり、今日の予定を立てたり、「あれ食べようかなぁ」と思うのも顕在意識です。
🔵 潜在意識 は、気づかないうちに心の奥にしまわれている「もうひとつの意識」。
子どもの頃の記憶や、無意識に抱えている思い込み、過去の経験から作られた価値観などがここに眠っています。
この「潜在意識」の中には、小さい頃の気持ちや記憶がぎゅっと詰まっていて、その中に「インナーチャイルド」もいるんです。
潜在意識に眠るインナーチャイルド
たとえば、子どもの頃に「泣いちゃダメ」と言われ続けた人は、成長しても「私は泣いちゃいけない」と思い込んでしまうことがあります。
大人になった今、悲しいことがあっても「こんなことで落ち込むなんてダメだ」と自分を責めてしまう。
でも、心の奥では…
潜在意識にいる 「小さな自分」 が、「本当は泣きたいよ」「わかってほしいよ」と、ずっと訴えているかもしれません。
この 「本当の気持ち」 に気づかないと、私たちはなんとなく生きづらさを感じたり、理由もなく不安になったりすることがあります。
それは、潜在意識にいるインナーチャイルドが「ねぇ、気づいて」と小さく呼びかけているサインなのかもしれません。
また、潜在意識が全体の95%に対して、顕在意識が5%なので、どうしても私たちは潜在意識(無意識)に強烈に引っ張られてしまう特徴を持っています。