マウントを取る人の心理とは？その人の中にも“傷ついた子ども”がいるのかもしれません

マウントばかり取ってくるあの人に、心が削られていませんか？

会話のたびに、自慢やマウントを重ねてくる

さりげなく見下されて、自己肯定感が下がる

何も言い返せず、モヤモヤが残る…

そんな「マウントを取る人」に振り回されて、気づけば、自分が悪いのでは？と責めてしまう癖がついていませんか？

でも、あなたが感じているその苦しさは、とても自然な感情です。

そして、少し視点を変えてみると、「マウントを取る人の中にも、実は深い“心の傷”があるのかもしれない」と見えてくることがあります。

マウントを取る人の心理：実は“足りなさ”を隠している？

マウントを取る人は、表面的には「自信満々」に見えるかもしれません。

でも、実はその裏には——

自分は劣っているという“劣等感”

認めてもらえなかったという“渇望”

否定された経験による“自己否定感”

などが、隠れていることが多いのです。

「上に立たなきゃ、自分には価値がない」
「すごいと思われないと、見捨てられる」

そう思い込んで、他人を下に見ようとする。
それが、「マウントという“心の防衛”」として表れていることがあります。

その人の中にも、“傷ついた子ども”がいるのかもしれない

マウントを取る人を「嫌な人」で終わらせず、
その奥にある「寂しさ」「愛されなかった記憶」「承認されなかった過去」まで想像してみると——

そこには、自分の価値を証明しようと必死な“インナーチャイルド”がいることに気づくかもしれません。

それは決して、その人を正当化するということではありません。

でも、「ああ、この人も本当は苦しいのかもしれない」と思えるだけで、
あなた自身の心が、少し軽くなることがあります。

私も、以前の職場で、
一番新人だった私にだけ、なぜかいつも威圧的で横柄な態度をとってくる人がいました。

なぜ自分だけ…と分からず、モヤモヤとイライラが止まらなかったのを覚えています。

しかし、インナーチャイルドという考え方を知った後は、そんな態度を取る人がいても、

「これは私に向けられたものではなく、この人の未消化な感情——つまり、傷ついたインナーチャイルドが反応しているだけ」と、心から思えるようになりました。

そう思えるようになると、少しずつ変化が起きました。

マウントを取ったり、嫌味を言う人は、実は“相手の困った顔”が大好物だったりします。

でも、こちらが反応しなくなると、「思ったような効果がない」と無意識に感じるのか、次第にそういった言動も減っていきました。

“受け止めすぎる”ことをやめて、“距離を取る”という選択をしただけで、人間関係は自然と変わっていきました。

マウントされても、自分を責めないでください

マウントを取られると、つい「自分が劣っているからだ」と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。

相手に幼い頃の未消化な感情があって、心にぽっかりと穴があいていて、それを誰かを攻撃するという手段で埋めているだけかもしれません。

マウントを取ってくる人の“心の穴”を、あなたが埋める必要はないし、その人の不安を受け止めるために、あなたが傷つく必要もありません。

もし今、
人間関係に疲れてしまっていたり、
「なぜかいつも人に振り回されてしまう」と感じていたら——

インナーチャイルドセラピーでは、
あなたの心の奥にある“やさしさ”や“痛み”を大切に扱いながら、少しずつ、人との関わりをラクにしていくお手伝いをしています。